| 玄関という言葉は、鎌倉時代に禅宗で用いられた仏教用語で、仏門に入る入口のことをいいます。元は中国『老子』の「玄の又玄なる衆の妙なる門」の語によるもので、禅宗寺院の客殿や方丈などへの出入り口として造られたものです。また世捨て人や風流人の家門なども指していました。一般住宅で造られはじめたのは江戸時代以降とみられています。
玄関はこのようにその家の顔であり、格式があり堂々として、広いの理想です。 玄関が家に小さいのはみっともないものですが、玄関ばかりが立派でも不釣合いで,要はその家に見合った大きさを心がけたいものです。最近の建売住宅なでは、余りにも玄関が小さすぎる気がします。
家相などでは、災いを招き入れるなどと言って東北の方角(鬼門)を嫌います。 でも、反対に東南の角が吉相と言って、やっと手に入れた大事な土地を家相に拘っていてはいいプランの家はは出来ません。
玄関は外から家への入り口ですから、道路に面した側や、道路から見える場所につくるのが順当です。
玄関の位置は妻入り(つまいり)・平入(ひらいり)りという2種類があります。一般的に妻入りとした建物の玄関は、圧迫感を感じ狭く見える。平入りにした建物の玄関は、開放感を感じ広く見えるといわれています。
妻入り
| 平入り
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