| クラックとは何でしょうか?クラックとは国語辞書によりますと、『壁・天井・岩壁などにできる、割れ目・裂け目。』とあります。建築では、「クラック、ひび割れ」などといいます。住宅街などを歩いていますと、木造住宅の外壁やマンションの外壁などで、見かける事が良くあります。窓下や、窓上、窓が何もない、広い外壁部分に縦や斜めに入っています。
こうしたものを見かけると、誰もが、「あんなに、ひび割れが入っていて、だいじょうぶかな?」と思うはずです。その通り。クラックは建物にとって見た目にも、構造的にも決して良いことではありません。しかし、コンクリート造の建物や外壁をモルタル塗りで出来ている建物では、クラックが生じる事を避ける事は出来ません。また、生じたクラックの総てが今すぐ有害であるともいえません。それは、程度によります。では、どんなものが有害なのでしょうか。 まず最初に、クラックはどうして出来るのでしょうか。次のページから見ていきましょう。
| 街中(まちなか)で見かけたクラックだらけの建物の外壁です。色の濃くなったところは、クラックの補修をかけたところです。
こうなっては最早手の打ちようがありません。外観からだけでは、その原因を特定することは出来ません。
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