| 戸建住宅で、ピアノの音が原因で隣家との喧嘩が発展して、殺人事件が起きた。あるいは、マンションの床の騒音で階下の住人と深刻なトラブルになった。などと言う話を耳にします。
騒音は、まず極力出さないように勤めるのが、住人として最低限のマナーです。自分の普段の生活音であっても、もしかすると騒音となっていないか注意が必要です。何か問題があるのなら文句をいってくるだろう、などと思ってはいけません。あなたの周りの住人は、本当は文句が言いたいのかも知れないのです。けれども長い付き合いになる住まいなので、我慢しているのかも知れないのです。事を荒立てたくない。そういう気持ちで我慢しているのかも知れないからです。
殺人事件にまで至るには、それなりに原因がある筈です。我慢に我慢を重ねた心の鬱積が、相手の心無い返事や行為で殺意に変る事があっても不思議はありません。階下の人に周りの人には、普段何も付き合いがないと、我慢の限界も比較的早くなります。ちょっとしたコミニケーションをとって置くことも大切です。音を出しているかもしれないと思うなら、挨拶にいってもよいでしょう。要はちょっとして心遣いなのです。
また、分譲、賃貸、中古など既にある建物を買う場合は、その後、手を入れて,防音に配慮すると言うことをしないのが一般的であり、そのための予算など、予定にあるはずもありません。各自節度を持って、生活する以外には無いのです。 建売住宅はそうでもありませんが、マンションでは最近はスラブを厚くするなど騒音の対策もある程度行われているようです。
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