幅木は「はばき」と読みます。略して「巾木」とも書きます。
幅木は壁の床に接する部分に張る横板のことで、靴や物の衝撃で壁を傷つけるのを防ぐ
為に設けるものです。従って、衝撃にある程度、強固なものを使用する必要があります。
幅木はまた、靴などの汚れからも床の付近の壁を守ります。壁仕上より、濃い目の目立
たず、汚れを落としやすい材料で、濃い目の色合いが使われる事が多く、一般的です。
幅木はどうしても設けなければならない、というものではありません。上記のように、幅木
の役割からいえば、例えば壁が石やタイルなどの、仕上げが固く丈夫な仕上げ同士の場
合は余り設けられません。
また、幅木のもう一つの目的は、床と壁との取り合いの仕舞い仕上の不手際にになり
がちな部分を隠す目的もあります。取り合い部を綺麗にすっきりと仕上るのは、なかな
か、玄人でも面倒で手間のかかる事だからです。
幅木の厚さや高さ、材料に特に制限があるわけではありません。高さに関しては、60ミ
リから300ミリがその範囲でしょう。これより高いものは、幅木というより、腰壁と呼んだほ
うが適切になるからです。
幅木は事務所やデパートなどでは、塩ビの薄いものが安価で、色合いも豊富にあり多様
されます。壁などに内装に主眼を置く建物ではないからです。
一方、ホテルや旅館、美術館などは、その内装事態に重要な意味があります。安っぽく
すれば、その収入にも関係してきます。こうした場所では、木、石、タイル、ステンレスなど
の素材が場所によって適切なものが選ばれます。

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左図は事務所ビルやデパー
トの売り場で見かけるごく一
般的な幅木のおさまりです。
コンクリートの躯体にGL工
法でボードを張りそのボード
と床のビニールシートの間を
ソフト幅木と呼ばれる塩ビ製
の幅木処理をしています。色
合いも豊富にあり、安価なの
で多用されます。ボードの下
部が浮いているのは、床か
らの吸湿を避けるためです。
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