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塗装についての知識は多くの建築の設計者や監理者あるいは、建築工事の施工者に
とって知識不足により特に不得手な建築分野です。どうしてでしょうか。
一つには、塗装が仕上の工事であり、建物の強度や品質に重大な影響を生じさせないと
いうことが、あるからではないでしょうか。仮に欠陥があったとしても、人命にかかわる重
大なものには、直截的に拘わらないからです。これが「勉強不足」の最大の原因と考えら
れます。さらに塗料自体の成分や呼称などの、特に多い横文字や略語らが馴染みにくい
ものであり、複雑な体系を取っているために一層、勉強する気力をそいでいる面も否めま
せん。
塗装の目的は
1.素地、部材の表面を覆って建物を保護する。
2.色彩、テクスチャー・光沢などで建物の外観を美装すること。
です。
これらは、建物の最後の仕上げであり、その価値を決定するものです。
しかしながら、年月を経ると、大気の汚れ、地震や微細な振動、夏の酷暑や冬の極寒な
どの繰り返しにより、次第に痛んできます。したがって、どの建物でも、定期的な修繕計画
を立て、そのための費用を毎年積み立てながら、10年後前後をめどに大規模修繕工事
を実行しているようです。分譲マンションなどにお住まいの方なら毎月何がしかの請求が
マンションの管理組合からあるはずですのでご承知でしょう。
建物の水漏れなどの機能の早めの対策、外観の美装のやり替えにより、建物の価値の
ある程度の低下を防ぐ目的もあります。
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